タイトルとしてまとめるとよく解らないタイトルになりますが。
エアコン・・・とは夏場の就寝中のエアコン使用のことです。
最近でこそテレビが朝までの使用を薦めているのでその風潮に安堵感があります。
・・・ではデコルテラインとの関係は?
就寝中の無防備な体のまま、重い(湿度の高い)空気で呼吸することは肺の大きな負担となります。それを繰り返すことで肺が下がっていき、デコルテラインも下がる、といった関係。。。
例えば、明け方は涼しいから♪と、タイマーかけてお休みになっても朝目覚めると寝汗をかいている・・となるとそれは、肺が負担を受けている状態です。
その状態でひと夏過ごすと下がってカチカチになったデコルテラインが出来上がります(見た目には鎖骨近辺の骨が目立つような感じが多い。下がる肋骨を鎖骨だけが頑張って支えているといったイメージでしょうか?)。
そうすると秋口には首が痛い!肩が痛い!といった症状に繋がりやすい。
毎年お伝えしているのですが、就寝中のエアコンは朝まで!上手にお使いくださいませ。この涼しくなり始めの時期なんか要注意です。
なぜ?冒頭でエアコンの話になるかというと、デコルテラインを上げるためには肺(の機能)を上げる必要があるからです。
普段の生活で肺(の機能)を下げた結果デコルテラインが下がっているのに、姿勢調整だけでデコルテラインを上げようというのには無理があると思うんです。。。
というのがエアコンの話が冒頭に来た理由。。次はアームス。
さて、デコルテラインを形成している肋骨は脇の下を経由して背骨に繋がっています。
ですからデコルテラインが下がると脇が腕を支えることができずに腕が重くなり、重くなった腕は肩や首でカバーしていくことになります。
アームスでお悩みの方にはこの傾向がよくみられます。
単純に胸が下がると肩が上がる・・・首の付け根当たりの背骨も固く飛び出してしまいます。単純に考えるとそうなのですが、実際には肩甲骨が浮いたり・・大胸筋が固く縮んだり・・といった要素が加わってかなり複雑な形をしてきますが、そこは置いておいて。。
このデコルテラインが下がった方のアームスのお悩みに共通するのは”肘が落ちる”という症状。。そして共通する体の特徴は脇の下の空間がないこと。
脇の下の空間?・・・腋窩と言ってしまえば簡単なのですが、わかりやすく言い換えるなら。。脇毛が生えてるところです!というと「生えてないのでわかりません( ̄▽ ̄)!!」ってなりますよね。。失礼しましたね。
とにかくアームスでお悩みの方にはこの腋窩の空間がない、その意識もない。意識だけあれば徐々に変わっていける気がします。ということで腋窩の空間を意識する体操!これが今回のメインテーマです。
①まず、腕を真横に上げます。
スーッと上げて止まるところ、肩に力
が入る手前までです。
これは準備運動だと思ってください。
②次は肘をまげて腕を折りたたみます。腕の長さを半分にするイメージ。
そのまま先程と同じように真横に上げてみます。。
今度は軽~く上がります。すかさず肘を固定し動かさず腕を伸ばしていく。
さて、脇の下の空間の話はどうなったのでしょう?
① と ② の腕を横に上げた姿は同じものですがその姿勢に入る過程が全然違いました。
① と ② でそれぞれ腋窩の空間を感じてみられると ② の方が空間をより感じられます。
その理由は・・① は長い腕を持ち上げるのでどうしても肩を使ってしまいます。
対して ② は短い腕になるので肩の負担がない。結果、肘~肩甲骨のラインが使えてくるので腋窩の空間が、よりハッキリします。
この感じられたよりハッキリした空間をアームスの時にも感じ続けていかれると宜しいかと思います。・・いかがでしょう?微妙過ぎますか?
でも、たったこれだけのことで首は短くならないで済む、ピルエットで首が自然につく、
アームスが軽くなる、他にもアダージオでのルルベアップからアテールへのコントロールがしやすくなる・・・といったことに繋がっていく。
そりゃそうです。。①②の見た目は同じでも、体の使い方はまるで別物なんですから。
こういうものが ”体の精度” なんだと考えています。