かなり前にピルエットの軸について書いていました。
その時の要点は背骨を捻じることで(右または左の)軸に重心を絞り込みましょう!という話でした。今回はその背骨にあった捩りのポイント3か所、の内の一番上(胸椎5番)がテーマです。
この胸椎5番(が何処か?)を意識するのは難しいのですが、目安としてはタスキ掛けをした時のタスキの紐の交点(背面図-赤丸)
後ろカンブレでは肩甲骨の下(胸椎8番・背面図-青丸)を締めますが、それよりかなり上…ココ(赤丸)から上を首として使っていきます。
ピルエットでお顔をつけるならココから!具体的には、ピルエットの回り始めでココ(赤丸)からお顔を残すとそこが捻じれる。つまり捻るポイントというわけです。
背中として感じるとかなり上の方ですが、首として感じるとかなり下!でもココから首として使ってお顔残して…は、実際にはかなり難しい…です。
ココ(赤丸)から首として感じられない一番大きな理由は、普段のアームスの使い方。
首から肩のラインでアームスを使っていると、この(背面図-緑丸)辺りの骨が首方向に上がって凸してきます。前首になってお顔が前に出るイメージです
。すると、ココ(緑丸)までしか首として感じることが出来なくなってしまう。ココで感覚が止まる・・という感じですが・・
ならば、この辺りの骨が下がって引っ込めば?・・・いいの?・・・そうです!
今回はそういうことをやっていきます、セルフケアで。
この辺りの骨(緑丸)が出てきている、(=首のアーチが無くなっている)それは(=腰のアーチが無くなっている)という関係。例えば”ストレートネック”といわれる症状も腰のアーチが出てこないと解消しない・・・なんですが話が逸れ過ぎるので‥
仰向けから始めます。
① 後頭部(の出っ張り)を軽く床に押し付けます。
② そこから腰にアーチを軽くつけると、押し付けた感じがキープできます。
これをやる理由は(首のアーチ)=(腰のアーチ)の関係から。
この骨(緑丸)が定位置に戻るには首のアーチが必要なんです。
この感じがない方には今回の話は合いませんので悪しからず<(_ _)>
③ 肘で腕とつながった首の骨を(右)に引っ張りながらお顔も(右)に転がします。
④ ギュッと引っ張り合った反動でお顔だけ逆方向(左)に転がします。
ピルエットで顔をつけるイメージです。
注意点は押し付けられた後頭部が滑らないように!後頭部がズルっと滑るなら、
動かしすぎて背骨の軸を外れたか?腰のアーチが抜けたか? でしょう。
今度は逆も。肘で(左)に引っ張って、(左)を向いたお顔と引っ張り合ったところから今度はお顔を(右)に。。
引っ張り合いをしながら右に左に・・と小さく繰り返しているうちに、肩甲骨がギュッと寄ってくる感じがきたら首が長く使える状態です。
というのは、出っ張った骨が引っ込むと背中が締まって自然と肩甲骨が寄ってくるのでバロメーターとして使えるんです。
あとは(赤丸から)長い首を意識して・・・ピルエット!・・・っ上手くいかない(-_-;)。。。
ですよね。。それはアームスを付けたとたんに元に戻ってしまい、長い首で顔をつけるなんていうのは意識の遥か彼方。。(@^^)/~~~マタアトデ♪
ということで意識改革?をもう一つ。。
せっかく長い首が意識出来たなら、続いては長い腕。意識改革のポイントは?
-身体のスクエアです。(つづく)