今回は内転筋の?ストレッチです。
ストレッチの名前が分からないのですが・・・こういうヤツです。
あまり内転筋が伸びてる感じはしないので。。
まあ。。気持ちのいい感じはあるので”腰回りを休めるストレッチ”といった感じですね。
ダンスのためのストレッチでは”軸を外さずに行うストレッチ”を目標に挙げているので、このストレッチではNG。
どこがNGかというと、先ずは両足に体重が50%/50%で乗っているところ。
踊る時の軸というのは片足軸、そして左右軸の乗り換え。。
ですから、こういうストレッチでも右伸ばす時、左伸ばす時で軸を乗り換えた方がダンスに繋がりやすい。。となるとこういう風に入りたい・・・
要領は前回の”足の伸脚ストレッチ”と同じでポイントは3つです。
1.左足に体重掛けて・・2.肩は反時計回り・・3.首は時計回り。。
逆をやるなら・・
1.右足に体重掛けて・・2.肩は時計回り・・3.首は反時計回り。。
これが一体何をやってるのか?を説明します。確実に眠くなるでしょうけど・・(ΦωΦ)
緑図は、お顔が床に向いている。。ここが一番の違いです。
普通にやると赤図のようにお顔が横を向きます。
さて、お顔が床に向いてる必要があるのはなぜでしょうか。。
それは、肩にたすき掛けしたときの交点(赤●)の骨。。
ココを捻って働かせるためです。
詳細は身体のスクエアで。。
お顔が床を向くことによってココを捻ることができますが、お顔を床に向けるやり方があります。
・・首の左右の力を意識的に抜きます。。
お顔はゴロンと床を向きます。
そう!無意識に首に力が入っているんですね♪
な・ん・と・・・・無意識にそんなことやってるんです!(*´Д`)オソロシヤ。。
くれぐれもお顔を床に向けないように!首の力が抜けるのでお顔が床に向く・・そうしないと背骨が使えません。
これで身体(肩・胴・腰)はキュキュキュッと絞れて軸足に乗りやすくなります。
さて、背骨を使って身体がキュキュキュッと絞れたその後は?
赤図と緑図との違いということなのですが、骨盤が前傾します。
ここで重ねた図を見てみますと・・
緑図の骨盤の方が前にあります。
つまり”出っ尻”ではない状態で骨盤が前傾します。
骨盤前傾させると”出っ尻”になる、という方が多いのでその違いの一例として示しておきたいと思います。
そして・・
鼠径部が引き込まれて上体も深く前傾。。
この緑図の状態でストレッチされている場所は左足のハムストリングス-坐骨側になります。残念ながら内転筋には効いてません・・
見た目に分かるのですが、腰が軽く山なりに凸してますね。これだと内転筋には効いてきません。
(大腰筋等は腰の背骨にくっ付いているので背骨が後弯した状態では働かないというのが理由です)腰が少しでも谷状に凹んでくれば内転筋に効いてきます。
そのためにはもう少しハムストリングが柔らかくなる必要がある、というのがこの緑図での様子です。。
そもそもストレッチ目的でこれをやるより、軸足の乗り換えと首の力を抜く練習としてやられた方が良いでしょう。例えば、ピルエット等の回りモノでお顔を付けたい方とかに最適だと思います。
(赤図のように肩入れた時に首が連られて左を向いてしまわない練習、それはそのまま長い首<肩甲骨の間から首>の練習でもあります)