大股歩きの健康効果はあちらこちらで耳にしますが、要は腰を使って歩けるかどうかが
ポイントになると思います。
お客さんと歩き方の修正をしている時に「いつからこんな歩き方になったんだろう?」という話になりました。その方が辿り着いた結論が-”幼少の頃の行進の練習”-。。
・・・隊列組んで・・その場で足踏み始めて・・・進め!の号令で行進を始める・・。た、確かに。。悪い歩き方のお手本のような(;・∀・)ハハ、ヤッテタヤッテタ
例えばその歩き方で大股歩きしてみても健康効果は望めません。もっとも前腿の筋力は使うのでアウターの筋肉は鍛えられるとは思いますが、不健康効果の方が大きいような・・
さて、大股歩きのポイント・・全身を使うのでその分注意点は多いのですが、決定的な部分を1点だけ。。
●前に出した足(踵)の着地点 これだけです。
腿上げしながら足を出してしまうと前屈みになる歩き方になってしまうので、踵からお尻の付け根までを一本の線のように。。踵を振り子のオモリのように使って振り出します。
まずコレが大前提。先ほど触れたような行進の歩き方ではないということです。
さて、振り出した踵の着地点について。
①の着地点は、前に出した足(踵)が落下するように着地する歩き方。
②の着地点は、前に出した足(踵)が振り出した延長上に着地する歩き方。
着地の様子を図にしてみるとこんな感じ・・・
②が大股歩きになっているのが伝われば幸いなのですが・・
こういう大股歩きなら腰が動く、つまり腰を使って歩くのでその健康効果は多岐に渡っていくと思います。
でも、その辺りを解って・・やってるつもりでも・・
①の歩き方になりがちなんです。その理由を2点だけ。。
◎①②の歩き方を比べてみると、②の方が胸を張ってるよう
に見えます(というか張ります)。
その理由は、前を見て歩いているから。下を見ながら歩くと
①の歩き方になってしまいます。
◎振り出した踵が止まってしまうと落下して ①の歩き方に
なってしまいます。その理由は後ろ足、の指。を踏ん張って
しまうとブレーキになって振り出した踵が止まってしまい
ます。と、踵は落下する・・
むしろ後ろ足の指は反らせるくらいで使わないと、振り出し
た踵が延長線上に着地するという ②のような大股な歩き方
にはなりません。①②を比べると踵の上がり具合がまるで
違います。
ついでに・・バレエの ピケ~アラベスク という動きでの
ピケの足は ② の軌道を通りますよね。
合わせて考えてみると、面白いかな?