アームスと体をつなぐためには胸を先に上げる!その後に肘を外に向けた腕を使う。。
そんな話で結論しましたが、でも結局アームスが動きの補助にならない!という方、多数・・・この方々。。全員同じ動き方をされます。
肩甲骨とつないだアンバの腕をアン・オに持っていこうとすると・・・!!
必ず出っ尻になるんです。
必ずお尻を後ろに突き出される。
もう一つが首と頭の付け根!ここを折り曲げて上を向いてしまう。
実はこの瞬間にアームスと体どころか、全身の繋がりが切れてしまいます。
この全身の繋がり云々はすぐ体感できます。
例えば机に座った状態から手の届かない、少し先の場所にあるモノを取ろうとします。
キーボードの先にあるものとか・・・
まず普通に取ろうとすると腕が伸びてソコにあるものを手に取ることができます、当たり前なんですが。
次に首と頭の付け根を伸ばすように(顎を引き付けるように)してから取ろうとすると、手が伸びていきません。
そして、椅子から背中が離れて初めて手にすることができる。
これは全身でソコにあるものを取りに行く姿 = 手が体と繋がっている状態です。
そうすると先程の出っ尻な姿も同様・・・アームスと体をつないでも、首が上向いて付け根が折れてると、そのつながりを断ち切ってしまっている。
なんでこんなに出っ尻になるのでしょう?
ー それは重心が前に移動するのが怖いからです。
アームスを上げるとつながった肋骨がグイッと前に出る。わずかに移動する重心に前に倒れそうな感覚に陥る。・・・と腰が引ける。。。足の指先は踏ん張る。。頭頂部までも後ろに重心を残そうと首が上向いてガクッとなる・・・結果、かかとは床にベッタリ。。
もう絶対にルルベアップできないし、アンディオールにもならない。だって足は逆ハの字にかかとが開く。。
もうこの際・・( `ー´)ノ恐れず踊りましょう!・・という結論にしようかしら・・。
先日、酒の席で「赤とんぼの歌詞作った人、天才!」という話が出た。
夕方の散歩でふと口をついて出た歌に今更ながら感銘を受けたようなのですが。。
・・どこですか?・・「…の赤とんぼ とまっているよ 竿の先」・・
!!ああ、停まってる赤とんぼに過去の切ない思い出が溢れかえってるのかあ。。
山田耕筰ってそんな刹那的な抒情を・・な人だっけ?もっと、こう・・待ちぼうけ
みたいなさぁ・・「山田耕筰は作曲じゃない?」「そーだよ!作詞は?」「雨ニモマケズ
風ニモマケズ・・なんて、はぁ~うるさいって思っちゃう」・・必ず来るこの手の
横ヤリ!後でね・・三木露風・・・赤とんぼ作詞のひと。後日、童謡の数曲だけ目に
することができた。その中の一曲、”かっこう”のラスト。
~…のその声が 八つの峰に響くとき 七つの瀬でも応えます~
緊張感。スケール感。そして・・疎にして漏らさず的な調和・・
つまり、前後軸の話が最終的に( `ー´)ノ恐れず踊りましょう!・・では事を欠く。。
さぁて・・腰が引けない、普段やってる姿勢ってないかしら?
ありました!そう、後ろを振り返る動き!
この時ばかりは腰が引けてると後ろを振り返れない。。
ただ、振り返り方を大まかに見れば2種類あります。。
左図が良く身体が捻れた理想的な振り返り方です。
右図との違いで解りやすいのは”顔の角度”。
使い方を見ると・・・
右図は肩越しに振り返るような使い方 = 身体が捻れないので膝で捻じる。
ピルエットで膝が曲がる!もこういう顔のつけ方をしている、のでお顔は付かない。
対して・・・
左図は肩(上半身)がよく捻れています。
- 後ろから見ると、お尻は見えるけど左肩は見えない、そんな使い方。
簡単なので、早速左図の振り返りの身体の使い方を説明します。
◎右に振り返るときは。。
背中の赤い矢印の部分を伸ばすようにして
-お顔はやや上を見ながら振り返る。
例えば、ピルエットの練習をするときにも軸足側でこれをやってから回ってみられると軸が安定します。
それは振り返ることによって引けていた腰が前に入るから。。お顔も付けやすくなります。
話が逸れましたが、ココでは重心が前に移動する恐怖心を克服して頂きたいので、日常生活で振り返るとき!ココの赤い矢印を意識してみてください。