坂道の歩き方についてですが、”足首が勾配をとる”という話になります。
足首”で”・・ではなく、足首”が”・・という所がポイントなのですが。
まず上り坂での姿勢を考えてみると・・・
、
こういう風になりがちです。⇒ が・・
←このように坂道に差し掛かりたい。
違いは・・というより(左図)は
平坦路の歩行姿勢のまま、足首が勾配を
取っただけです。
つまり余計なことをしているのは
(上図)。。
坂道を進んでいくために頭を前に突っ込む。結果、腰が引けてしまう。
これは目に入った勾配の情報が引き起こす変化なので、一瞬目を閉じて平坦路を歩くかのように坂道に差し掛かってしまえばこの姿勢になります。
基本的な話はここで終わり。簡単な話でしたね。
この先は例によって、じんわ~りとした話になります。さて・・・
この(上図)の姿勢の一番気に入らないところは・・ココ!
足首の角度です。
ココの引き込みが弱くなるとお尻が後ろに出てしまう。
すると下半身の重心が後ろに行くので、その分、鼠径部を
折って上半身の重心を前に持っていく。
そんな帳尻合わせをしている図になります。
上半身は前・下半身は後ろ・・・それは同時に上下半身に
繋がりが無くなっているってことでもあります。
さて、この足首の角度。フレックスとしても使うところですが、果たして使えて(体と繋がって)いるでしょうか?
先ずはそのチェックを。。。
膝立ちで足の甲を床に付けます。
そこから爪を引きずるようにフレックスしていく。
足の裏が床と垂直になるところまで。爪は床に突き立てたような位置です。
(指先が反って爪が床から離れてしまうと意味がないのでご注意!)
チェックしたいのは、この位置でバランスして立っていられるかどうか?
つんのめったりしなければOKです。
足首の角度に着目してはいますが、実は腰が入るか?入らないか?のチェックになります。つんのめらなことが腰が入ったことの証。
腰が入ると・・・骨盤が前傾して+胸が上がる。
右側の図はそういう姿勢変化をしています、見た目微妙ですが。。
つんのめらない状態を言い換えるなら、上下半身に繋がりがある状態。。ということは脇が働いているってこと。。脇って上半身と下半身との中継点ですからね。
ならば、この状態から”脇を強くするストレッチ”に入ると体感しやすいのではないでしょうか。。実は、脇を強くするストレッチの準備運動でもありました。。。
ついでに言うなら、その前に挙げていた捻りの軸もココが関係します。