5番ポジション・・・と言えば爪先に目が行きがちですが、必要なのは内腿の5番。
ですから内腿の5番が無ければ、一見5番に見えてもタンジュに足を出した途端に5番じゃなくなる。。なんで内腿の5番が必要かというと、それはインナーマッスルのネットワークを使っていきたいから。
内腿の5番が死ぬと、途端にアウターマッスルのネットワークになってしまって、外腿が張る。。挙句に指先は丸まる。。肩が痛い。。夜トイレに起きる。。そういえばトイレの回数も増えた。。そんな老化現象が加速度的に出てくる。
当然といえば当然なのですが、老人体型なターンアウトを選択していれば老化していくのは道理です。ということで今回は5番ポジションのためのストレッチ。
力を抜いたところで行いたいのでタオルを使います。
では早速・・
仰向けから踵を引き付けてきて、膝をパカッと開きます。
その足首にタオルを引っかけてゴソゴソ股関節を緩めるイメージで揺らします。
次は膝を閉じながら足を天井方向に伸ばします。。これで腰を緩めます。
(出来る方はさらに足を頭方向にもっていき背
中を緩めます。注意点は背骨を一つずつ転が
していく・・飛ばしてしまわないように一つ
ずつ・・・仮に飛ばしてしまう背骨があれば
そこで静止して緩むのを待ちます。
その場所こそが緩める必要のある背骨です。足を頭方向にもっていくのが目的ではない
ので背中まで緩めようとする方は慎重に。。)
腰と背中を緩めた所で足裏が天井方向に向く位置まで足を戻します。
ここからが本番です。
右足をタオルから外して左足の後ろにピタッとくっつけてから降ろしていきます。
この時内腿を擦り合いながら(赤い破線の丸の中)降ろしていくのがポイント。
内腿5番の感覚です。
内腿を擦り合いながら降ろしていくと途中で足が止まります。そこがストレッチが必要な場所です。上げている足の腿裏だったり、鼠径部だったり、股関節だったり・・・引っ掛かる場所は人それぞれです。
以上です。左足前の5番ポジションのストレッチでしたので、逆もどうぞ。
ちなみにタオルを持っている手を横に伸ばしていくとアラセゴンのストレッチになります。この時のポイントはタオルを持つ手の二頭筋、いわゆる力こぶが出ないように伸ばしながら降ろしていきます。
力こぶ出しながらやるとアウターマッスルのネットワークになってしまうので要注意。
色々と注意点は豊富なのですが二つだけ。。
①足を上げていった際にひざが曲がってしまうからといって力を入れて伸ばすのはNGで
す。それは前腿の筋肉でやってしまうので体が縮んでしまい5番ポジションに必要
なところにストレッチが入らなくなってしまいます。
②骨盤が自由に動かないと内腿の5番には入れませんので骨盤を動かさないように腹筋
を固めてやるのはNGです。
腰も足の一部として腰を使っていかないと、足は短くなる上に上半身の連動も無くな
ってしまいます。。。そう、このストレッチがうまく極まれば肋骨や肩周りといった
上半身まで変わってきますので続けてみてください。