《抜けない力》…といえば姿勢を保つために無意識に入ったまんまになってる力、なんかがその代表格でしょう。まさに〈無意識〉なので力が入っていることに気が付かないケースがほとんど…さて、無意識な力が入ったまんまになってるのかどうか?確認してみましょう♪…道具を使います。
《パイプハンガ〜♪》・・・
ドラえもん読みした方は要注意です
(u・s・o)ウソ!トカオニカイテミタ
このパイプハンガーを頭に被ります。・・・そのまま腕下ろして脱力・・・っと
首はパイプハンガーのフックの付いてる側に回っていきます。逆に被ると逆に回る・・
首が回らない方は、首に抜けない力が入っている状態です。
でも意識的に首肩の力を抜いてみると、まぁまぁ回ると思います。
では、5番ポジションでやってみましょう!
まぁ絵的に面白すぎるので、やってくれる方はいないかもしれませんが、急に首は回らなくなってしまう。つまり5番ポジションに入っただけで首肩に余計な力が入ってしまうから。それでもなんとか力を抜いて首が回ったとしても、例えばそんな状態からどうやってアン・オに腕を持っていくの??
そこには先ほどのパイプハンガー的な力を使います。
力が抜けた状態なら、テンションをかけてあげると腕が、くるっと回る。。そんな力です。
(左図)
首の力が抜けた5番ポジションから肘をすっと止まるところまで上げます
(というよりは横に開く感覚・・上げようとすると肩に力が入ります)。
肩に力が入らないところ迄です。
その肘の位置を微動だにさせずに曲がった肘をを遠くに伸ばしていくと”三里のツボ”の辺りにストレッチされるようなテンションが掛かります。
(”三里のツボ”も人によって場所が微妙に違うので。。
軽く腕組みした時に小指の第一関節が当たるところです。この図で言えば、テンション
が入るのは反対側の前面になります。)
(右図)
すると身体はそのテンションを回避するかのように肘から先が回ります。
コレがパイプハンガー的な力!
と同時に肩甲骨が寄って胸が押し出されて・・肩甲骨が下がるような力で腕が上がっていく。。上の図を横から眺めてみるとこんな感じ。。ついでに線画にして重ねてみる。。
脇から肋骨がせり出して、頭が後ろに行って、鼠径部の前が伸びて、、と色々ありますが一番のポイントは肘の位置が動いていないこと。肘の位置が変わらないで胸が前に出ていく感覚が全身連動の証。
仮に肘が動いてしまうと、肩甲骨と腕との連動が切れてしまって背中がついて来なくなってしまうんですね。
とにかく、力が抜けていないとこういう動きの連動はありません。これがないと何も始まらない!
ということで無意識な”抜けない力”を感じていただくためのパイプハンガー、
ここが今回一番の主題ですね。