いきなり図から入ってますが、前回からの続きです。
左図は腰痛対策で腹筋を鍛えている図・・・
椎間を空けるためなのでしょうか?背中を床にべったり着けたフラットバック。。
でも、空いているのは背骨のしっぽ。。背骨の本体は真っすぐ腰になり、この姿勢で立つと上半身の重さで背骨は潰れてしまう。腰痛はきっと・・・悪化しますよね。。
右図が今回やりたい腰椎のストレッチ・・
床と背中の間に隙間が空くのがポイントになります。
そのポイントをしっかり押さえたかったので前回はイメージ付け、今回は対極となる左図の腹筋運動を引用してみました。
前回、「体側の肋骨と骨盤との隙間。。ここに指2本半~3本の隙間があれば大丈夫です!」という話をしたので体側の肋骨ラインを点線で描いています。
一見した感じでは肋骨の形、角度が違います(左図の方が薄い、背中側に落ちている)。でもこれは、デコルテラインが上がるような肋骨のふくらみ方をすれば解決します。
緑図で両手バンザイしているのはこのためです。
では、腰椎のストレッチの手順に入ります。
①仰向けから膝を抱えて腰を伸ばしておきます。
②足裏を着けたままダラリと膝を開きます、手は足首へ。
③膝の位置を留めて足を延ばします(前腿に力が入らない処で・・)、手は内腿で足を支えます。
④足の位置を固定して、腕を天井方向からバンザイ(肋骨を挙上するように・・)
⑤足の力を抜いてゴロンと足を降ろします(腹筋で足を止めてしまわないように・・)
⑥上手く足が腰に引っかかって足が宙に浮けば成功です。
ここまで来られたら腕と足を使って上下に伸びながら体側を伸ばします、身体の奥にある腰椎を意識しましょう。。
ところで・・
こういう風に床と背中の間に空間が空く体操をやろうとすると「腰を痛めませんか?!」とビックリされる方が少なからずいらっしゃいます。
腰を圧迫することへの恐怖からだと思いますが・・それ・・実は自分が弱腰であることを宣言しているだけです。そして、そんなに弱腰だと人生において間違いなく損をしています。なぜならば・・
ここ!という時にサッと動けないからです、弱腰であるが故の特性です。
勿体ないですよね、強い腰を手に入れれば本来の自分が発揮できるのに!。。
この体操は腰椎のストレッチであると同時に、弱腰から脱する体操でもあります。
ちなみに”腰椎のストレッチ”として上手くいったかどうかはプリエしてみれば分かります。上半身、特に胸周りが楽!そして足の付け根からのターンアウトが感じられるはずです。加えて意識するのは、膝の力を抜くだけのプリエ・・それが出来たら、腿で頑張らない(腰が踏ん張る)ので足の太くなるバレエからも脱!です♪<(_ _)>