○バキバキボキボキ系ですか?
とよく聞かれるのですが、違います。
昔から日本にある”整体操法”に根差した施術を行っております。
”整体操法”とは、その人自身の体の働きで体の違和不整を整え、
本当の意味で体が丈夫になる(軽くなる)ことを目的とした技術
です。
○何をやってるか?
簡単に言うと体の中心から外に逃げてしまった力を中心に戻して
あげる、ということをやってます。
○力が外に逃げるとどうなるか?
力(の重さ)が外にぶら下がるようにイメージしていただくと分
かり易いのですが体は重くなっていきます。外に逃げれば逃げる
ほど重くなります(肩が重い・腰が重い⇒腕が重い・足が重い⇒
手首足首が固まってきくる頃には動きづらい・痛くて動けない)。
下の右図が力の逃げ切ったイメージ図です。
左は力が中心に集まってる状態 右は力が外に逃げてる状態です。
人の体は外に逃げ切った力(の重さ)に耐えるために右図のように変化していきます。
観察点の一つとして解りやすいのは首肩のあたりです。
一緒に観ていきましょう。
右図:いわゆる猫背に見えます。こういう方は、かなり力が中心から外に逃げてます。
最近若い人でも多く見受けられます。
なぜ猫背なのでしょう?ー 頭を前にもっていくためですーなぜ?
ー踵(後ろ)重心の体とバランスをとるため、重い頭を前に持っていきます
左図:胸と耳の後ろのラインに首がある
(対して右の図は、背中と頭の付け根のラインに首がある)
○首の付き方が違って見えるのはなぜ?
骨格模型に近いのは右図なのに、体のいい人は左図の様に見える。
体には力の流れというものがあります。
上のイメージ図に力の流れを書き加えてみるとこんな感じ・・・
右図と左図では”8”の字の流れが逆になっています。
首のあたりの流れを見てみると・・・
左図)は胸から頭に向かって流れがあるのに対して
右図)は背中から頭に向かって流れがあります。
右の流れが出てくると体は負の連鎖に入ってしまい、どんどん右図のイメージに近づいていきます。
逆に左の流れを取り戻せればどんどん体は軽く(調子がよく)なっていきます。
○なぜ逆になるのでしょうか?
上の図ですと、最初(腰から)の矢印の向きが逆になっています。
骨盤を左右比べてみると右図は後傾しています。
骨盤の後傾(腰の下がり)によって力の流れが逆になります。
○なぜ力が外に逃げる(右図の流れになる)?
腰を下げる習慣によって右図のようになってしまうケースがほとんどです。
例えば・・・
・悪い姿勢で椅子に座る(だいたい顎が出てしまってます)のが習
慣になってしまうと腰が下がるのが習慣になります。
・ハイヒールを履いてもヒップアップできない。そうすると恥骨が
前に出てしまうので結果、腰が下がってしまいます。
胸が下がり(胸でつかえて)腰が下がるケースもあります。
・ため息ばっかりついてる。と、顎の引き込みが抜けます。そうす
ると胸が落ちてしまい腰が下がってしまいます。気持ちは落ち込
んでても明るい言葉を口にすることです。なぜなら、吐く息で体
に伝えたことはそうなっていくからです。言葉を発すると息吐き
ますから。。
・お酒の負担が肝臓に蓄積していると右胸から落ちてきて結果、腰
が下がっていきます。
・食べ過ぎの人(食べる量より空腹感を感じる前に食べる習慣があ
る人)は逆に左胸から落ちて腰が下がります。
○どうやって”逆8に流れ”を取り戻してるの?
”逆8に流れ”を邪魔しているところに力を流して、その詰りを解いてあげる。
ご自身の癖で、またそこを詰まらせてしまわないように指導する、というのが
基本的な施術の流れになります。
要するにですね・・・
※生活習慣が体の不調の発端であり、”8の字の流れ”によって負の連鎖に入って
いってしまう。まず、この負の連鎖を断ち切り”逆8に流れ”を取り戻してもらう、
そこまでが私にできることです。
その後はご自身の体とご自分の意識でこの”逆8に流れ”を維持していただければ
体の調子を取り戻していけます。
冒頭に書いた”その人自身の体の働きで体の違和不整を整え”るためにはこの流れが
不可欠だと考えます。