"上半身を大きく使う"の中で、”アラベスクのアームスを肩甲骨から使う”ことを例に取って考えましたが、じゃあ。。足の方はどうなるの?
確かに、アームス大きく使うということは全身でアームス使うということ。
ということは腰にも肩甲骨と連動する一つの形が在ります。
今回は「アラべスクの後ろ姿」でその辺りを見ていきます。
先ずアラベスクの後ろ姿を3種類。。
bulueman(左) ・ redman(中) ・ yellowman(右)
それぞれに違う特徴を持つのですが、先ずダメだしされそうなのが redman(中)。
その特徴は・・
1.上がる足が真後ろに出ていない 2.体が開いてる 3.腰がめくれてる
辺りが目につく特徴でしょう。。その他には・・
4.腰で折れて(出っ尻になって)いるので上下半身の繋がりがない ということは
引きあがり感がない。結果として全体の高さが出ない。。
5.また、上下半身の繋がりがないということは腕も繋がらない。アームスがすっぽ抜けているような感じで肩が上がっている。
では、bulueman(左) と yellowman(右) とではどうでしょう?
どちらも上がる足が真後ろに出ているので、どちらも悪くなさそうなのですが・・
前回の"上半身を大きく使う"でお勧めした”アラベスクのアームスを肩甲骨から”使っているのがblueman(左)。右腕の重さが肩甲骨を介して左腕を押し出すかのような、そんな繋がり感があります。右腕が水平より下がって肩甲骨に重さが乗っているのがその証。
さて、yellowman(右) はどうでしょう?
こちらは腕を前後に引っ張っているんですね、なので肩が上がってしまう。。
一番重要なのはyellowman(右)はお顔が右に倒れますが、bulueman(左) ではお顔が左に倒れます。小さな違いですがここが体の使い方が全く違う所です。
yellowman(右)は体が左にはみ出している。その重心バランスを右に修正をしているのが頭頂部、首が右に倒れる理由です。。
bulueman(左)は肩が<左前・右後ろ>+骨盤が<左後ろ・右前>という逆の動きで捻じり上げた結果右の首が伸びて、お顔が左に倒れる。-詳しい話は身体のスクエア-で。。
なんで!?そんな?!変な動きしなきゃならないの?yellowman(右)でいいじゃないですか!
答えは一つです。。肋骨が風船のように軽くなるから。
その証拠にbulueman(左)のウェストが一番くびれています。他の二つは肋骨の重さで潰れたようになっていますね。
肋骨が風船のように軽いと、アラベスクの次のパにふわりと入っていけるのも大きいです。今回はこんなところですかね。。
最後に今見てきたポイントをまとめて載せておきます。