1番ポジションの練習の最後に「5番ポジションも同じ要領です」とだけ書いていた内容を今回やってみます。。。
同じ要領・・というのは、”右のかかとと左のかかとを遠ざけ合うように”して内腿をキュッと絞る、というところです。中心が抜けないための内転筋を使う!という所が主眼になります。ということを踏まえて早速<(_ _)>
①前回の1番ポジションから。。(⑤以外は右手バーの設定です)
②左足フレックスのまま左足をターンイン+右足ターンアウトさせながら左足を右足の真後ろに出していく。右足は軸足となって動けないので腰が動きます。どう動くかというと・・左腰が前傾+右腰は後傾する感じです。若しくは腰が時計回りに回る感覚(青い矢印)。。ここで内腿同士がピタッとくっ付いて隙間がない状態だと真後ろに足が出ます
(横から見た図が下段の②)
③左足フレックスのまま腰を②とは逆に動かす。つまり(左腰が後傾+右腰は前傾)若しくは(腰を反時計回りに回す)・・と左足付け根がターンアウトしながらデガジェの位置に入る。
④その先に指先ポイント。右親指で右足付け根を引っ張ってストレッチ(*´Д`)コノストレッチガ、ナカナカキモチイイ。。これで足の甲が外側を向きます。(横から見た図が下段の④…ストレッチが過ぎてちょっと前傾してしまってますが…)
⑤最後に左足フレックスしながら5番ポジションに収めて終了。。
ポイントは2つ。。
”②の段階で内腿が離れないこと” と
”②→③の時に上半身が前を向いている(腰にとられない)こと” です。
さてさて。。。②の”かかと外+足の甲下向き”が不気味すぎる(*_*;と思いますが、軸足の真後ろにタンジュできる方には不要です。これは内転筋を使っていれば(内腿がピタッとくっ付いていれば)軸足の真後ろに足が出る、というのを踏まえるための工程です。
例えばアラベスクで足が体の幅からはみ出してしまう。。というお悩みを抱えている方がいるとすれば、それはデリエールのタンジュが真後ろに出ていないのが原因です。・・の、また原因は5番ポジションで内転筋が上手く使えていないのが原因ということです・・(^o^)/♪モウイッチョウ ・・のほとんどは、お尻の筋肉使って足を引っ張り出しているのが原因。ここで足が短くなるんです!縮む筋肉を使ってるから。。。引っ張り出すんじゃなくて押し出す!上図の場合で言えば②、”左足ターンイン+右足ターンアウトで前傾した左腰+後傾した右腰”これで押し出せる。ので、自然と足も長くなる。
・・・突然ですが、「欧米人は足長いから日本人にはバレエ向いてない!」といった類いの話を聞くと実に歯がゆいんです。。骨盤水平を保った身体のスクエアに固執するのをやめて骨盤から足として使えば、最低でも身体の半分は足になるから遜色無いのに。。と思ってしまう。骨盤を動かさないという身体のスクエアで縛るからお尻の筋肉プルプルする足の短いアラベスクになるし、観てる方も息を詰めながら”そのラインをキープして!頑張って!”という応援になる。。
でも。。腰から足として使っていると、はっ・・と息を呑む、美しさになるんですよね。なんでもそうですが日本にある良い例としては、腰から柔らかく四股を踏む横綱の土俵入りとか・・です。話逸れ過ぎですね、夜書いてるからですかね、ラブレタートーンと名付けましょうね!
今回の図で面白かったのが、1番ポジションから5番ポジションに入った時の軸足への乗り込み具合。
1番ポジション(オレンジ)、5番ポジション(ブルー)で重ねた図にしておきます、動いてないのは軸足(右足)の裏だけです。ご参考までに。
5番ポジションから後ろタンジュに出した時にスッと指先が真後ろに出ていれば大成功なのですが。。。如何でしょう?
・・スッと出るタンジュって力が抜けてて、
伸びやかで、初動に力みがないから・・
足が軽く見えて素敵ですよね♪