季節の変わり目に出る症状というのがあります。代表的なのは風邪でしょう。
風邪をひいて熱が出ることで体のつかえがとれ、次の季節への準備ができる。
季節の変わり目で風邪をひけるということは正常というか、体の働きがあるんです。
また風邪をひく(熱が出る)こと=デトックス にもなります。
ですから、何年も風邪ひいたことない人が突然大病する、というのは自然な流れだとも言えるんです。今回は風邪ではなく表題の”奥歯が痛い”です。
夏から秋、冬から春。。この辺りで急にくる奥歯の痛み。。
特にものを食べる時、痛くて噛めない!ようなヤツ・・ズキズキして夜も眠れない、となると虫歯でしょうけど。
季節の体の変化を考える時、夏⇒秋は体が縮む、冬⇒春は体が緩むという変化をします。それぞれ冬に備えて熱を逃がさないように縮む、夏に備えて熱を放出するように緩む、という理由なのですが。。
秋口でいえば、左→右→左→右と縮んできます。
この時つかえて動きづらい側があると寝違え、奥歯が痛い、肋間痛などの痛みとして出てきます。ところが風邪をひいて熱が出ることでつかえがとれて動きづらい側は解消されます。だから季節の変わり目で風邪をひけるということは大事なんです。
では奥歯が痛い、となると腰が下がって首の筋肉(胸鎖乳突筋)が固く張って奥歯の痛みへと派生していく。。
となると対処法は、腰の下がりを解消して首の筋肉(胸鎖乳突筋)の緊張をとる。。
となります。それをセルフで行うには、うつぶせからの引き上げアプローチを使います。
ただし的を絞ります。
的とは、うつ伏せで合わせた足の裏(カエル足)の踵で引っ張る椎骨です。
その的を鳩尾の裏当たりの背骨(腰椎1番)に設定します。
要するに鳩尾の裏当たりの背骨を触りながら、うつ伏せからの引き上げアプローチを行うということです。その的の椎骨が体の中に入っていくようにカエル足の角度をとりながらアプローチしていきます。奥歯の痛みだけでなく、頭首の問題に効果が期待できます。
そして、その効果を高めるために事前に蒸しタオルをしておきます。
蒸しタオルの場所は、
耳たぶの後ろの骨と首の筋肉が繋がっている辺り(胸鎖乳突筋の付根)
+頬骨下の淵から鼻の横のエリアの2か所。。
効果のほどは・・・・翌日起きたときの様子でご確認ください。
季節の体の変化へのケアにうつぶせからの引き上げアプローチを活用してみてください。
今回は症状のある所への蒸しタオルを合わせたアプローチの例でした。