上半身を大きく使うなら、先ず・・
「腕は肩甲骨から」。。これはよく耳にしますね。。もう一つ言うなら、
「身体のスクエアは胸からヘソまで」。。
こちらはあまり耳にしませんが、身体のスクエアを「肩から骨盤まで」にしていると
腕を肩甲骨から使うのは無理ですし、骨盤水平のまま!を保っていると足が太くなるバレエになってしまいます。
足の話は置いておき、今回は上半身の話に絞ります。
ところで~左手前のアラベスクの時に、右の肩甲骨をどう使っていらっしゃいますか?~
どうやら「腕は肩甲骨から」というのを、腕を長く見せるためだけに使われてる方が多いような気がするのです・・私の思う「上半身を大きく使うためのバレエ」の答え。
それがこの問いに集約されます。
肩甲骨の使い方・・・
この図にある通りなのですが、
右の肩甲骨の下の角。。
ここを内に入れる ~
と左の肩甲骨の右上の角が外に動きます。 腕が重い(横の”8”の字) 参照
これをアラセゴンから左手前のアラベスクの手に当てはめてみますと・・
左首の力が抜けて、左肩が落ちて左首が長くなるような感覚。
そこから・・
左腕が左肩甲骨ごと前に伸びて(今度は首は左に倒れて、右首が長くなって)、
肩甲骨から伸びた左手が前に出る。
以上です。
左腕が左肩甲骨ごと前に・・・行こうとする瞬間にこのbluemanのようなお顔がつく感じ。首の力が抜けているから自然とこうなりますね。
上半身を大きく使うために「腕は肩甲骨から」「身体のスクエアは胸からヘソまで」 をまとめて使う話でした。
例えば
ピルエットのプレパーレーション。
なら、腕を左右に引っ張り合った
greenman(左)よりredman(右)。
あと、お伝えするとすれば・・初動の動きですね。。
右の肩甲骨の下の角、ここを内に入れる所。。
これは脇を軽く締めるような感覚だったり、肘の力をフッと抜く(腕の重さを肩甲骨下の角に乗せる)感じだったり。。
ちなみに、アラセゴンの肘の位置は肩甲骨のタイプによって変わってきます。
巻き肩なので肩甲骨が開いている、前肩なので肩甲骨が浮いている、、、それによってアラセゴンの腕がやや前にある必要があったり。。一度引っ張ってからフッと力を抜かないといけなかったり。。等々。。
腕を背中から使う。。辺りにいつか機会を見て、書きたいと思います(◞‸◟)