私の中だけのテーマにしていたのですが、お客さんのある一言で表に出してみようと思いました。
そのお客さんの一言とはバレエでの体の使い方について”試行錯誤の繰り返しですヽ(;▽;)ノ”という発言でした。”懐かしいなぁ!”と感じました。
私も当初、試行錯誤の連続でした。
例えばアンディオールかけてルルベでバランスしてるつもりが、実は無駄な力が入ってる。それは、手首足首が力んでいることでわかる。
そして、無駄な力が入るということはとても整体とは呼べない不整体な状態なんです。
これはほんの一例ですが、整体的にみるとバレエって不整体になる要素が多いんです。
単純に言えばー体を壊いしやすいーという意味です。
バレエ=不整体。。いきなりこれでは整体取るか、バレエ取るか?という選択に迫られてしまう。でもダンスで壊した体を整体で治したこの身にあっては、整体であることが一生踊れる体の答えです、という結論が欲しい。
そして整体とバレエの接点・・・これを探すのに試行錯誤を繰り返しました。
でも答えは実に単純でした。
「バランスだけで」これが整体とバレエの接点でした。
ちなみに先程の私の場合の無駄な力の正体!
外に逃げる重心をなんとか足裏に体重が乗るように、足首で親指まで引き寄せてきてるという無駄な力でした。気付きにくかったんですが。そして・・・
この無駄な力の正体はアンディオールの失敗によるものでした。
具体的には、お尻の下の筋肉で(軽くでしたが…)アンディオールをかけていた。
・・ので、尾骨が巻き込まれてー恥骨が出てーアンディオールになるけど股関節は下がってー外くるぶしに重心が落ちてー足首で親指に重心移して。。。
要するに、外・後ろに落ちる重心を足首とふくらはぎの筋力で戻していたんです。
確かに筋肉を全く使わない、というと語弊があるかもしれませんが、体には筋力ではない”力”があります。肌の弾力なんかが、その一例です。
そしてその”力”には流れがあって、それがいつも書いてる”8の字”の流れです。
この”8の字”の流れに乗れれば体を感じなくなっていきます。つまり体が軽く動くということです。
また、この”8の字”の流れに乗れば自然と体は引き上がります。無意識にです。
”8の字”の流れがある人はただ歩いてるだけでも引き上がっています。
しかし、この”8の字”の流れを邪魔するものがあります。
それが外に出てきた椎骨や下がった腰、前巻きの肩などです。
結果、逆向きの”8の字”の流れが体を引き下げていきます。
老けて見える、の始まりです。結果、体の端々に力が入ってきます。
ですから・・・
先程の私の場合のようにルルベアップで手首足首に力が入っていると老けて見えるんです、単純に(^-^; 自らその状態を作り出してたわけですから、そりゃ壊れます、身体。。
どうぞ、思うがままに試行錯誤を繰り返してください。
そしてその結果が力みの抜けていく方向なら正解だと言えます。
「あら?以前より、指が伸びてる!」とか最高です。指を伸ばすのではない処がポイントです。
どんな仕事でも習い事でもそうだと思いますが、熟練を重ねる毎に力みって抜けていきますよね。
そして私もアドバイスを続けていきます。
”右足の外により乗ってますよ” ”右腰の力が流れ落ちてますよ””首の筋肉で腕を使ってますよ” ”右膝下がってるから秋口は特にピルエットで膝捻らないように注意してくださいね”・・・等々
体の使い方にはそれぞれ癖がありますから、同じことを何度もアドバイスする部分も出てきます。
でも嫌にならないでくださいね、そういうところにこそ、本当の答えがあったりしますから。