ぎっくり腰の季節になってきました。
いろんな対処法があると思うので、ここでは「トイレにも行けないぎっくり腰の体操」を紹介したいと思います。トイレも行けないわけですから、四つん這いもできないという事です。当然、小便は尿瓶で用を足すしかないという方が対象になります。
早速、やり方から入ります。
1.⇒
まずはこの体勢をとります。
片方の膝を立てて、その膝頭に逆の踵を引っかけるような感じです。が、実はぎっくり腰が酷い方は、そもそも腹筋で足を引き付けようとすると腰に激痛が走りますので、仰向けから膝を立てる姿勢が取れません。
ですから肩甲骨と頭の重さを使って横寝になります。そこからズボンの淵を手で引っ張ってきて足を組むことになります。
2⇒
1.の体勢から肩甲骨を締めるような意識で腕を伸ばして上の足の膝を押します。腰が自動的に浮いて腰に軽いアーチが入ります。
(破線の部分が腰の浮きです)。
肩甲骨を締めてないとバランスが崩れて落ちてしまうのでかなりの慎重さが必要です。
ゆっくり上げ下げしながら、バランスをとることで腰椎に可動を与えることができます。(このバランスをとる動きが重要です。右手左手の微妙な加減でバランスをとります)
下半身に力が入ると激痛が来ますので、上体(肩甲骨を特に意識)だけでやる意識が必要です。左右両方やってください。慣れてくると、だんだん高い位置でバランスできるようになります。
私の場合はそうこうしているうちに、”トイレに行きたい”となったと同時に「歩けるかも」と思えて、そのまま歩いてトイレに行きました。「おまるがダメなら紙おむつです」と聞かされてたのでほんとにホッとしたのを憶えています。