良し悪し・・は”よしあし”であって”よしわるし”はあり得ない、と思っていた時分のこと。ふと”よしわるし”を耳にしたので「よしあしでいいんじゃないですか?よしわるしって言いにくいし・・」
とお伝えすると「・・・わたしは、どちらも使います!」と来たものですから閉口しながらも(さぞや捻じれたお体をお持ちなんでしょう)とお腹を拝見させていただくとかなり神経質なお腹ながら癇癪を起こすような気配はない。。
では背中は?というと捻れた様子もなくただひたすらに素直な背骨。。あらあら、真っすぐ過ぎて少々生きづらそうですね。。腰が引けてるのが改善すれば、颯々と世の明るい処を歩いて行けるでしょうに。。頑張って!
先ほどの「・・・わたしは、どちらも使います!」という発言は負けず嫌いから来たものではなく、ただただ素直な発言だったという話。。同じ発言でも発した体によって響きはずいぶん違うものだな、と感じた次第。。
その後に知ったのですが、”よしわるし”という言い方も江戸時代から明治時代にかけて実際に存在していたらしい・・です。
さて、後ろカンブレの良し悪し。。これは身体を”壊さない”か”壊す”かの良し悪しのこと、見た目の良し悪しではありませんので先ずそこは明確にしておきます。
その観点で見た場合にこの二つの後ろカンブレの図。さて、良し悪しどっち?
ポイントは背中を潰していないか?潰しているか?です。
腕のラインから後頭部が落ちている赤図。
コレが背中を潰している証なのですが、なぜ?後頭部が落ちるのでしょう・・・
それは鼠径部が引き込まれていないから。。
反る方に気が行って鼠径部をバカっと開いて恥骨を突き出してしまうんです。
そうなると・・・
全体的な高さが潰れて低くなる(頭が落ちる)
+ 見えないガニ股になって見えないくらい膝が曲がる、曲がって見える。
実はコレ!ダンスのためのストレッチ-6 の応用なんです。
軸を外さない骨盤回しのアイソレーションの回です。
次回は、具体的に前後のカンブレで説明してみたいと思います。