前回の続き・・です。
やり方から先に説明します。
①四つ這いから
②脇を少し開くように肘を曲げながら・・
③手のひらに少し体重を掛けます。
④背中が上がってくることで、腕が伸びます。
⑤脇を締めながらみぞおちを上下に開くように引っ張り合う
・・・すると背骨はギュッと身体の中に収まる感じに・・・おしまい。。
簡単ですね、勿体付ける内容でも無さそうですね。。
一つずつ見ていき・・・ますと、眠くなりそうなので逆説的に見てみます。
②③➃要らなくないですか?① ⇒ ⑤ でいいじゃないですか!
(^ム^)フムフム。。では、① と ④ の四つ這いの違いはなんでしょう?
それは ~骨盤の角度・膝の角度・アゴと胸の距離・脇の閉まり具合~ です。
いきなり④の姿勢に入れたら、恐らくこの体操は不要です。
というのを踏まえて ②③④ の話を。
前回の・・セミの抜け殻のような話(◞‸◟)ウウ・・は ② のために書いたものです。
③ は骨盤の角度を変えるため、つまり腰を入れるためです。
④ は② + ③ で繋いだ背骨の(際の)筋肉で上がってくるためです。
つまり腕力で腕を伸ばさない、ということ。やはり②の話が面倒なんですね。
でも意識を持ってストレッチして頂くにはどうしても・・なので。さて、前回の
セミの抜け殻の図に(; ・`д・´)ロッコツデスケドネ!・・左の鎖骨と腕を重ねてみます。
肩の高さを揃えてみると、右の赤い肋骨の方は肩が跳ね上がったようになります。
そうなると肩の高さをキープすることができずに、肩は背中側に落ちます。。。と、この瞬間に肩と腰との繋がりが切れる。
そのままではかなり身体(首の後ろ側)は苦しいので、そこから背中がせり上がって猫背とか、肩が前に巻いてとか・・様々なつらくない姿勢へと変化していきます。
さて、脇の肋間を開いて脇を強くするためにはこの”脇の空間”を先に作って欲しいんです。そこへ開くように落ちた肋骨を上げていきたい。
脇の肋間が開くためのスペースを作ってあげると思っていただければよろしいかと。
簡単です、肩を持ち上げて少し前に持ってくる。。脇の下に少し空間が空く感じがする場所があるはずです。そこから・・①四つ這い に入ります。
そして ② ・・人の字に開き落ちた肋骨を上げていきたいので、それを拾いに行く。
肘でみぞおちの辺りを更に開くように肘を曲げます。
③ で前に重心を移動するようにやるとやりやすい。
肘を開くとみぞおちの辺りの皮が外に引っ張られるような感覚。。
そこまで来たら ④ 。。人の字の矢印を逆にたどるように胸の前から上がってくるか・・
肩甲骨の間や広背筋が背骨に向かって閉まるようになって上がってくるか・・どちらにしても脇が締まるようになる感覚は共通しています。
最後は ⑤ でみぞおちを引き伸ばすようだったり、恥骨を巻き込むようだったり、坐骨を遠ざけるようだったり・・・様々。。
書いてる途中に挟むと流れが悪いので省きましたが、一番重要なポイントが・・
① 四つ這いになった時の”手の形”。
この・・・親指と人差し指との角度。
これが狭くなると首の後ろ側に力が入ってしまいます。すると前段で触れたように猫背や前肩・・・になる訓練となりますのでご注意ください。
④ の段階でこういう手になっていたら違ったものになってるということです⇒
ココが一番重要ですね、やっぱり。。
身体を壊すか壊さないかは、ココにかかってますから。
手の形をキープしたまま ④ になれたら、そこから足を伸ばして”腕立て伏せ”に入っても大丈夫ですよ。
長くなるので詳細は省きますが、小指の位置もかなり大事です。