昔、動物や物を”くん”付けの敬称で呼ぶと「~さんかもしれない」と毎回突っ込んで来る友達がいました。そのしつこさに閉口しながらも、虚を突いてくる馬鹿々々しさには自然と口許が緩んでいたのを思い出します。思い出したきっかけは・・コレ。。
整体要らずくん!
唐突?・・・
と、なにやら・・二つ目あたりの噺家さんの楽屋から「あいつぁ、要らない枕(話)が多いんだな!」と漏れ聞こえていた談笑が頭の中に渦巻く・・。
確かにいつの間にやら噺に入ってる枕(話)っていうのは素晴らしい。。それこそ虚を突かれるんですね。
整体師も達人クラスになると、一瞬の虚を突いて身体を大きく変えていくんだそうです。。マズいですね、この陽気な絵が空しく見えてきました。枕(話)の失敗ってヤツですか( 一一)
えー気を取り直して・・整体要らずくん!です。
整体っていうのは働きのないところに働きを出してあげる、というのが基本的なコンセプト。そうすればあとは、体が流れを取り戻して整っていく。
そう、自分の体が治していくんです。ですから痛いところを直接処置する、というのとは少し違うんですね。痛いところは治そうとして既に働いてるところですし・・
ところで、痛いところは気になるのに対して、働きのないところっていうのは自覚しにくい。。そこで・・・整体要らずくん!
早速、使用方法いきます。
①シャワーヘッドを外してシャワーホースのみにします。
②そのシャワーホースを何かしらの手段でホルダーに引っ掛けられたら準備OK!要は背骨専用の打たせ湯にします。
③背骨の上から順番に熱めのお湯を当てていく。すると打たせ湯の衝撃が体にドカドカ響く骨があります。そこがあなたの働きのない背骨!
④それを見つけたらもう一つ集中!その背骨の左‥右‥にと。打たせ湯がより響く側、ビッグシングルのバイクに跨ったかのような、軽く呼吸がしずらくなるような振動・・
そこで一呼吸、、二呼吸、、耐えて次。
背骨全体で2か所か3か所、時間にしてせいぜい2~3分。
これは集中して行うことで、実は強烈な刺激になります。なのでせいぜい2~3分。
変化としては怠~くなります。その怠さが全身に広がるのが不思議なところ。。。
でも、そんな変化では実感として薄いので、打たせ湯前後の足裏の体重配分を感じてみられるといいでしょう。打たせ湯後に体重が内側に集まった(小指側が軽くなる)感じがあれば成功です。
全く変化が感じられないとなると、「整体無用」か「整体必要」か。。よほど身体が良いか、悪いかです。「整体必要」な方ではあっても整体には向いていないかも。。というのは体の変化が遅いし、変化を自覚できないんです。
変化が感じられる方は、朝よりお休み前の方が良いでしょう。それは睡眠の疲労回復に対する効果が大きくなるからです。
身体が使いやすくなる所まで感じられる方には、整体をお勧めします。こういう方は身体も変わっていきやすい。「自分史上、最良の身体!」そういうものを目指してみられるといいですね。整体要らずくん!でした。…