”腹筋運動” と ”腕立て伏せ” 。。この二つ、当スタジオでは禁じ手として扱っています。
理由?・・は腰が弱くなってしまうからです、一言でいうならば。
いわゆる”腹筋運動” といえば「膝を曲げて腰を痛めないようにやりましょう!」となりますよね、、それが!腰が弱ってる証拠です。腰は本来そんなにヤワじゃありません。
そのまま腰を痛めないように腹筋運動に勤しんでいると、待っているのは先ず・・
”腰痛”でしょうね。腹を打たせたり・踏ませたりして鍛えていた経験上からもそう感じます、私の場合は腰椎5番から1番まで全てのギックリ腰をやりました。
弱腰だからギックリ腰やるんですよ、今にして思えば。。
腹筋より腰(椎)を鍛えたいですね。その方が余程身体のためになるし、体のパフォーマンスにおいてはすこぶる役に立つ。腰(椎)を鍛えるとは、腸腰筋群を鍛える!と考えていただければ的を外した感じにはならないです。
さて、もう一つの ”腕立て伏せ” はどうなんでしょう?
こちらは腕を首や肩で使ってしまい、腰を使うことがおろそかになり弱くしてしまう、ぅ、一言でいうと突拍子もないですね。。
要するに、首や肩を使わず背中を使って腕立て伏せしましょ♪ってことです。
その前に、なぜ?今さら腕立て伏せの話をする気になったのか・・・だけ
それは次のようなお客さん(以下、Aさんとします)の一言でした。
「腕立て伏せをやろう!となぜか思い立ってやってみたところが・・・やり方がわからない!?!・・できない・・」Aさんはストイックな方で、筋トレは日課としてやられているようなタイプ。。腕立て伏せなんて当たり前にやっていた。のに今回急にできなくなった!できない(;´Д`)となり、結局膝をついた腕立て伏せの姿勢で腕の曲げ伸ばしをシュミレートし、ようやく2回だけできた。たった2回・・"(-""-)"・・なのかと嘆いた翌日から左大胸筋(の一部)が激!筋肉痛・・一週間続きました、んだそうです。
なぜ?そんなことになったのでしょう・・・
それは前回の施術の後に、ある提案をさせていただいたのが発端。
Aさんは頭の緊張がとても強い方で、体癖でいう一種の典型的なタイプ(ひょろりと痩せた作家風なシルエットが浮かびますかね・・)。。お仕事柄、頭をよく使う+PCも良く使う。。それならば頭の緊張緩和のために、キーボードをたたく手を変えてもらおう♬と思い起ち、
左図の手の感じを・・・右図の手の感じに変えていただく・・・
(どうせなら両方の図共に同じ手で作図出来ないんでしょうか!!・・(;・∀・)この方が見やすいでしょ?ト、オシキル)
左右の図の違いはなんでしょう?
右図のほうが①手の甲が沿って・・②指が曲がってる・・③親指の位置がより手の甲側にある・・といった辺りでしょうか・・
今回意識していただいたのは ③番 。
ただ、意識の仕方が少し違うんです。。意識していただいたのは手の皮膚!(隊列が乱れていくのをヒシヒシと感じますが・・)皆さま、”手のひら” と ”手の甲” の皮膚の境目!を意識していただいたことはございましょうか?
親指のその境目ライン(肌目<はだめ>だったかしら・・)を人差指の境目ラインと揃える!結果、親指が手の甲側に位置する!そんなことを意識していただいたんです。
「背中にビンビン!きますね!たった、これだけですよ!」とAさん。
・・敏感なのは存じ上げておりますが・・(^_^;)ホドホドニ・・
具体的なやり方としては・・親指と人差し指の間の水かきを張るように親指を開いて、その張りを切らさないように親指を甲側に移動していく。
ある一線を越えると、急に背中に意識が行く・・広背筋だったり・・肩甲骨だったり・・肋骨の一番下の骨だったり・・そこは人それぞれです。
Aさんに至っては”案の定よりあしたのジョー”、日常生活すべての動作にこの手をあてはめてしまい?、ふと「腕立て伏せを・・」と思い立ったのでした♬
腕立て伏せも背中全体を使ってやるなら大歓迎、むしろお薦めします!
肌目<はだめ>を揃えて背中に意識が行くところでやってください。
背中全体が使えてる腕立て伏せは、親指の位置が違います。
観察観察・・youtubeなんかたくさん上がってますね♬
中でも、腕立てを極めた男。チャドイ・レオンさんの親指の位置なんか理想的です。。