「バーレッスンで引き上がる!」
この講座の具体的なポイントとしては以下の4点です。
①1番ポジション - 一番最後に確認していただく程度です。
というのは、両足アンディオールになる1番ポジションはとても難しいからです。
例えば・・・
多く見られるのが、右足はアンディオールはしやすいのに、実はその右の重心は後ろ
に落ちている、というケース。これでは体が引き下がっていきます、右軸のアラベス
クが苦手な方はほぼコレです。ですから・・・
②5番ポジションを主体に進めてまいります。それは重心移動を体感しやすいから。
前後に重ねた足は1番ポジションの倍以上の重心移動が使えます。
アンディオールによる重心移動、それは動力になります。
ブランコが揺れるように、。。時計の振り子が振れるように。。筋力じゃなく重心移
動。。ちなみにルルベアップで足の指が踏ん張ってる方は、後ろ重心と筋力の世界に
いらっしゃる、例えばそんな現状を確認します。
③5番ポジションの確認が終わりましたらタンジュでの体のポジションや重心移動の確
認を行います。
~ドゥバン(後ろ重心)・アラセゴン(横重心)・デリエール(前重心)~
重心位置をそれぞれ、後ろ、横、前と書いておりますが、要するに軸足重心というこ
とです。あとはどうやって軸足に乗り切るか?です。
そのためには背骨を総動員して軸足に乗り切ります。背骨の使い方がドゥバン・アラ
セゴン・デリエールと全て違うので3種類の背骨の使い方があります。
なかでも”アラセゴン→デリエール”と”デリエール→アラセゴン”のポジションチェンジ
による重心移動が厄介です。具体的には軸足の股関節の可動性が必要になります。
ここでは背骨の3つのポジションの知覚と、その繋ぎを確認していきます。
最後に・・・
④ススターンで重心移動と中心軸を確認します。
ススターンはバーから手を離した状態で行います。手がバーの上に乗っていると、手
の重さの分だけ片側が軽くなり、体のセンターがずれます。つまり、バーから手を放
すことで体はセンターに集まろうとします。あとはそれを邪魔しないように力を抜く
だけ・・・前後の重心移動とご自分の中心軸を体感できればOKです。
そして中心軸の絞り込みを目的とします。
この4つのポイントを通してお伝えしたいことは・・”体は中心に集まれば引き上がる”
通常は施術を通して引き上がりを作っていくのですが、施術が苦手な方のためのこの講座。。実は③のタンジュのポジション確認が前後左右から体を中心に集めるための作業になります。
その時に身体のウィークポイントがはっきりしてきますので、そこに的を絞ったエクササイズをひとつお持ち帰り用に指導いたします。
カラダを変えるために、通常のレッスン前後や就寝・起床時など、1日に1~2回やっていただくといいと思います。
※継続受講の内容ではありません。一度体感していただいたら、あとはご自身で通常の
レッスンに応用していただく内容となっております。