バレエの話は、また続けていきますが、
バレエは姿勢にとても気を使うので、そこまで急に体を壊してしまう、という危険性は比較的低いのですが・・・
ヒップ・ホップ等のダウンステップ!
これで急に体を壊していく人が多いので、コチラをいきます。
ヒップホップの踊り方としてまず練習するのがこのダウンステップだと思いますが、なんとなくやってしまうと体を壊してしまう原因になってしまいます。
下の図でその危険性を説明してみます。
左図の2つのポジションを行ったり来たりしてリズムをとるのがヒップホップの踊り方として最初に練習するダウンステップだと思います。
しかしこのダウンステップですと腰がどんどん抜けてきて近い将来、右の(ダウン)の形のまま日常生活を送ることになります。
いわゆる、老人体型になってしまいます。
こういう傾向が体の中に出来てしまいますと腰が入らない体型になってしまいますので股関節・膝、首・肩に負担が掛かってきます。
具体的に上の図で腰が入らなくなっていく様子を考えてみますと
背骨が側線(図の破線)の後ろだけでアップダウンを繰り返している、ということです。つまり腰が後ろにぶら下がってるだけで腰のバネがまるで使えていないということです。
そうなると後ろ重心なので側線(図の破線)の前側で後ろ重心のバランスをとります。
右図で見ると上から順番に
・・・首の付根の硬直・胸が縮んで固まる・膝が曲がる・指先踏ん張る
「硬い感じがする」人は間違いなく膝の屈伸で踊ってます。
膝のバネは曲げ伸ばししかできませんので直線的に上下する踊りになります。対して、
腰のバネは-前・後・横・捻-の組み合わせてでとても柔らかく動くことができますから、その差は歴然です。踊りが硬いだけならいいのですが、なにより体を壊してしまいます。
・・でも実際はこういう硬いダウンステップを踏んでる人が振付に入ると、徐々にダウンステップを踏まなくなってますよね。
踵重心の体を支えるために特に膝が曲がりっぱなしになるからです ・・
そこで次回、"腰のバネを使ったダウンステップ" というのを提唱してみます。